ロシア奏法研究会

2024年5月より開始

ロシアでネイガウス流の奏法を一音の出し方から学ばれた村手静子先生訳の「ロシア奏法によるピアノ教本はじめの一歩」を第1巻から勉強します。

まず初めに響きのある美しい音を奏でるための体の使い方を学びます。「はじめの一歩」１～３巻で奏法を系統的に学び（およそ2年）、その後は「はじめの一歩曲集」などを使ってより実践的に奏法の定着を目指します。

レッスンはグループで行います。仲間と音を聴き合うことで自分の音が人にどのように聴こえているかを知ることができ、また同時に長所と短所を聴くことで指導の引き出しを増やすことができます。

私は村手先生の弟子の一人に10年近くご指導いただいており、今回「はじめの一歩」でロシア奏法を学びたいピアノ愛好家・指導者に伝えていく役目をいただきました。 

私自身、ロシア奏法を勉強して強い音も弱音も出し方が変わり、音がきれいと言われるようになっただけでなく、生徒さんの音の出し方の問題の原因と解決法がわかるようになり、指導もしやすくなりました。

きれいな音で弾きたい方、指導に迷いがある方の力になれたらと思います。